スウェーデンのFlexenclosure社がコンテナ型データセンターをフィリピンに出荷
Globe Telecomは、今年6ヶ月以内にミンダナオ島にデータセンターを開設予定
インフラを専門に手がけるスウェーデン企業Flexenclosureは、フィリピンのミンダナオ島に、モジュール式(コンテナ型)データセンターを出荷することになりました。現地の情報通信会社Globe Telecomがこれを使用します。
FlexenclosureのCEO、D.キング氏はこのプロジェクトについて、「この地域における新たな飛躍の年にするという私たちの門出です」と述べました。
このデータセンターは、2018年の第三四半期の完成予定です。
モジュール式データセンターの巨匠
モジュール式データセンターは、従来の建築工期に比べるとあっという間に建設することが可能で、かつ、常設データセンターの設置が難しい場所であっても容易に輸送することができます。
Flexenclosure社のモジュール式データセンターは、特に発展途上国において良い評価を得てきました。同社はこれまでに、Vodacomのタンザニアとモザンビークの両拠点やMTNのコートジボワール拠点、そしてBrust Networksのミャンマー拠点に設置実績があります。
Globe Telecomは、フィリピン全土で(レンガとセメントで作られた)従来型のデータセンターを運用していますが、最新施設にはFlexenclosureのeセンターを採用することに決定しました。その各モジュールは、スウェーデンで製造、事前に組み立てられ、そしてテストを受け、それからミンダナオ島に輸送されるのです。ミンダナオ島では、マニラを拠点とする情報通信事業者Orissa Wicomm社によって設置されサポートを受けることになっています。
「私たちは、ネットインフラという側面において、ユーザーに市場をリードするサービスを提供することをお約束します。つまり柔軟性があり、モジュール式で、低コストで、と言うことです」と語るのは、Globe TelecomのCTO兼CSO、G.ジェニオ氏です。
「私たちのミンダナオ島の最新データセンターは、キャパシティをあげて、成長するブロードバンド、企業そして消費者市場という各セグメントに革新的なサービスを提供するために構築されるネットワークの一部です。このモジュール式アーキテクチャを採用したのは、成長に伴ってスピーディーにインフラ基盤を追加することが可能だからです」
– Data Center Dynamics
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