ゲームの制限が中国のデータセンター構築を直撃

子供の遊びが国家の制限を受けているため、企業は未使用の容量を抱える

子どものオンラインゲーム利用時間を制限する中国政府の方針により、中国のクラウドデータセンターが遊休状態になっています。

あるテックフォーラムによると、中国政府が8月に国内の未成年者のオンライン利用時間を3時間に制限する決定をして以来、テンセントとアリババの成長が鈍化しているとのことです。中国のクラウドデータセンターの多くはゲームに使用されており、規制によって使用されていない容量が残っていると、調査会社CanalysのCEOスティーブ・ブレイジャーが同社のアジア太平洋フォーラムで述べたと、The Registerが伝えています。

アリーナをクリアする

中国は8月、18歳未満の未成年者によるオンラインゲームを、金・土・日の午後8時から午後9時までの週3時間に制限しました。この決定では「未成年者のオンラインゲームの遊びすぎが顕著な問題となっており、通常の生活や学習、健全な成長に悪影響を及ぼしている 」としています。「未成年者のオンラインゲームへの耽溺を断固として防止し、心身の健康を効果的に保護すること。」

この法律ではオンラインサービスの実名登録を厳しく求めています。「すべてのオンラインゲームは、国家新聞出版局のオンラインゲーム中毒防止実名認証システムに接続しなければならない」としており、ログインの際には、実際に有効な身分証明書の情報を提供しなければならないとしています。

これがクラウド業界に大きな打撃を与えていると、ブレイジャーは伝えています。「中国のクラウド容量の25〜30%はゲーム用だった」とコメントし、アリババやテンセントは、現在の施設で使用されていない容量があるため、データセンターの構築を延期せざるを得なかったと述べています。

今年初め中国はビットコインの採掘を地域的に禁止し、国内のデータセンターから暗号採掘者を追放しました。10月には全体的な戦略の指針となる第14次5ヵ年計画が発表されました。データセンターは重要なインフラとみなされていますが、特定のレベルの効率を達成することが求められています。中国国内の4つの地方自治体は、エネルギーの浪費を減らすために水中データセンターを支援しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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