AWS、英国のデジタルインフラに18億ポンドを投資すると発表
今後2年間で約20億ポンドを費やし、「英国の強化」を支援
Amazon Web Serviceは、データセンターの構築と運用のために、今後2年間で18億ポンド(23.7億ドル)を英国で費やすと発表しています。
しかし、その資金がどのように使われるのかそれが英国での新たなクラウドリージョンを意味するのか、などの詳細は明らかにされていません。
「本日、お客様の高まるニーズに応え、英国のデジタルインフラ強化に貢献するため、今後2年間で18億ポンド以上を英国でのデータセンターの構築・運用に費やす見込みであることを発表します。」と同社はブログで述べています。
「2016年12月にAWSロンドンリージョンを立ち上げて以来、AWSの英国への投資総額は現在の2倍以上になります。」
しかしその支出が実際にどのようなものであるかは明らかではありません。ブログでは、AWSが過去に立ち上げた英国のデータセンターやアベイラビリティゾーン、同国のパートナーネットワーク、経済への影響、既存の教育プログラム、政府との契約、過去の再生可能エネルギー投資などに言及していますが今後の新たな支出がどのようなものになるのかについては触れられていません。
「私たちは、英国経済に貢献していることを誇りに思っています。今後英国はチャンスに満ちており、今後も英国全土の顧客、パートナー、市民をサポートできる可能性に興奮しています」とAWS UK and IrelandのVP & GMであるDarren Hardmanは述べています。
ブログでは、北東部、イングランド東部、スコットランドでのクラウド導入について言及しています。Public Firstの調査を参照し、Amazonは北東部でロンドンのようなクラウド導入が増加すれば、「地域の生産性と賃金を14億ポンド増加させるのに役立つ」と主張しています。
しかし、詳細が不明であるにもかかわらず、アマゾンは英国で少なくとも3つの新しいデータセンターの開発に取り組んでいるようだ。
AWSはCloudHQと協力して、Didcot Power Stationにデータセンターキャンパスを開発しているようです。DCDが最初にAWSのプロジェクトへの関与を明らかにしましたが、Dgtl InfraはCloudHQの関与と、プロジェクトが直面していると思われる遅延を報告しています。
また同社はスウィンドン近郊の、現在2020年にスイッチオフされた旧ヒューレット・パッカード(HP)のデータセンター2棟がある場所の開発計画にも関わっていると伝えられます。
Edgecoreが建設中のブラックネルのHP跡地でのデータセンター計画も、AWSと関係があると伝えられています。同社はこの3つの動きについて、公式なコメントを出していません。
DCDはAWSに詳細な情報を求めています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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