Googleの下請けが低賃金で告発される
Artech社が組織的に賃金をかすめ取っている可能性
Googleの下請け業者が、労働者に組織的に低賃金を支払っていたとして訴えられています。
The Vergeによると、複数の契約社員が、請負業者のArtechがGoogleに伝えた収入よりも少ない金額を支払っていることを発見したといいます。
Artechは、アクセンチュア経由で、Accenture Flexプログラムを通じて雇用されている下請け業者です。
このシステムは、労働者がアクセンチュアが運営するチームでGoogleのために働きながら、Artechに雇用されることを意味します。
アクセンチュアは、採用前に作業指示文書で各役割の賃金レートを設定します。しかし、労働者は給与明細に記載されたレートが、設定されたレートよりも1時間あたり5ドルから10ドル低いことを知りました。
「会社が時給20ドルを支払っていたのに、Googleには時給30.08ドルと伝えていたことがわかりました」とGuy MyliusはThe Vergeに語っています。
その差額は、契約期間中に1万ドル以上にのぼりました。Artech社が差額を支払ったのは、メディアからの問い合わせの後でした。
契約者たちは、個々に同様の給与の違いを発見しており、より組織的な問題であることを示唆しています。
「現時点でArtechはこの疑惑を全面的に否定する」と、Artech顧問弁護士 Eric Szoke 氏はThe Vergeに語っています。
Googleがこの問題を認識していたとも、賃金窃盗に加担していたとも言えませんが、同社は以前から下請け業者を使って労働者に低賃金を支払い、労働者の保護も少なくしていると非難されてきました。
昨年、Googleは16カ国で働く数千人の派遣労働者に違法に低賃金を支払っていたことが明らかになり、1億ドル以上が支払われているとみられてます。
同社幹部は少なくとも2019年5月以降、英国、欧州、アジアで賃金平価法を順守していないことを認識しており、隠蔽を図りました。
DCDの調査では、データセンターの契約社員の待遇に複数の問題があり、彼らは一緒に働くGoogle社員よりも賃金が低く、同様の福利厚生も否定されていることが判明しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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