Huawei、タイと提携しAIクラウド開発センター設立

Huaweiは、人工知能(AI)とクラウドコンピューティング分野におけるタイ人労働者の育成に焦点を当てたセンターの設立に合意したと、Prasert Jantararuangtongデジタル経済社会大臣が発表しました。

このセンターの主な目的は、5年以内に5万人の熟練工を育成、輩出することです。Prasert 大臣は、このイニシアチブがこれらの労働者に600億バーツの多額の収入をもたらすと予想されると強調しました。さらに、タイにおけるAIとクラウドコンピューティングの専門家不足に対処し、タイをAIとクラウド技術の地域的なハブとして位置づけることも目的としています。

Prasert 大臣は、Huaweiのセンターが、タイに投資するテクノロジー大手をさらに誘致する上で極めて重要な役割を果たせると自信を示しました。上海訪問中、Prasert大臣は20社以上の中国テクノロジー企業と会談し、タイに本社を設立するよう招待しました。これは、新たな収入源を生み出すことができる先端技術への投資を促進するという同省の戦略に沿ったものです。

Huawei Technologies ThailandのプレジデントであるChawapol Jariyawiroj氏は、同社がタイへの投資、特に労働力のスキルセット強化に継続的に取り組んでいることを強調しました。Huaweiの計画には、政府、ヘルスケア、小売業、製造業などさまざまな分野でAIを活用することが含まれています。

注目すべきは、タイの気象庁がHuaweiのPangu-Weatherモデルの使用を検討していることです。 Pangu-Weatherモデルは、グローバルな気象予測のための高度なAIモデルです。このモデルは予測速度を大幅に向上させ、世界の気象予測時間をわずか数秒に短縮することができます。

Huawei Connectのイベントで、Sabrina Meng副会長は同社の「All Intelligence」戦略を発表し、基本的なAI技術を深く掘り下げ、中国と世界のために堅牢なコンピューティングインフラを構築するHuaweiの継続的な取り組みを概説しました。このインフラは、さまざまな業界にわたる幅広いAIモデルとアプリケーションをサポートするように設計されています。

Huaweiは昨年、タイでも「Go Cloud, Go Global」を開始しました。このイニシアチブは、デジタル経済を推進するため、5G、クラウド、人工知能(AI)、デジタルスキル構築にわたるパートナーとの技術連携を強化する同社の戦略的アプローチの一環です。

W.Media (Hazel Moises記者)より抄訳・転載

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