
フィンテック企業Instapay TechnologiesがAlibaba Cloudのインフラを採用
Alibabaのローカルクラウドインフラを活用し、決済プラットフォームを支援
マレーシアのフィンテック企業Instapay Technologiesは、自社の決済プラットフォームの基盤としてAlibaba Cloud(アリババクラウド)を採用しました。
Tech in Asiaの報道によると、Instapayはeウォレットやプリペイド式マスターカードなどの製品において、Alibaba Cloudのローカルクラウドインフラを利用する予定です。
規制要件を満たしつつ、Instapayが迅速かつ確実に規模を拡大できるよう支援するためAlibaba Cloudが選ばれました。同フィンテック企業は、マレーシア中央銀行(Bank Negara Malaysia)の規制対象です。
本契約について、Alibaba Cloudのマレーシア担当ゼネラルマネージャーであるChoong Hon Keatは、次のように述べています。「当社の安全で拡張性の高いインフラと、最先端のクラウドコンピューティング技術を活用することで、Instapayは銀行口座を持たない層や十分なサービスを受けられていないコミュニティに対し、デジタル金融サービスへのアクセス拡大を実現しています。」
「このパートナーシップは、Alibaba Cloudのソリューションの強みだけでなく、人々の生活と生計にプラスの影響を与える意義あるデジタル変革を実現するという、当社の取り組みを反映しています。」
Instapayは、Alibaba Cloudのマルチゾーンロードバランサー(Multi-Zone Load Balancers)を活用し、複数のアベイラビリティゾーンにトラフィックを分散することで耐障害性と高可用性を実現します。また、Auto Scaling Groups(オートスケーリンググループ)を利用することで、ユーザー需要に応じた拡張を可能にしています。
Instapayの共同創業者兼CEOであるRajnish Kumarは、次のように述べています。「Alibaba Cloudのローカライズされたインフラを活用することで、決済イノベーションを加速し、ピーク需要時でもサービスの信頼性を確保し、銀行口座を持たない移民労働者のための金融包摂に向けた強固な基盤を構築できました。このパートナーシップは当社のレジリエンスを強化し、給与管理をシームレスかつ安全で包括的なものにするという当社のビジョンを支えるとともに、東南アジアのフィンテック業界全体のデジタルトランスフォーメーションを推進します。」
中国のハイパースケーラーであるAlibaba Cloudは、グローバル展開を積極的に拡大しています。2025年初頭、同社はクラウドとAIインフラの拡充に約530億ドルを投じると発表しました。
同社は、2017年10月からマレーシアにクラウドリージョンを展開しており、当時、国内にインフラを持つ初のグローバルパブリッククラウドプラットフォームとなりました。そして現在、同国に3つのデータセンターを有しており、最新のデータセンターは2025年7月に開設されました。3つすべてがクアラルンプールおよびその周辺に位置しています。
また2025年9月、同社はマレーシアでさらなる拡張を図ると発表しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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