Nvidia HGX H200サーバーがCirrascale Cloud Servicesで利用可能に

Cirrascale Cloud Servicesは、同社のAI Innovation CloudサービスにNvidia HGX H200サーバーを追加したと発表しました。
 
H200サーバープラットフォームは、8基のNvidia H200 Tensor Core GPU構成の統合ベースボードの形で利用可能です。
 
AI Innovation Cloud上で10月3日から利用可能となった8ウェイのHGX H200は、最大32ペタフロップスのFP8ディープラーニング・コンピューティングと1.1TBを超える集約HMB3eメモリを提供します。
 
また、Cirrascaleインスタンスには、Nvidia Quantum-2 InfiniBandによる最大3,200Gbpsまでのネットワーク環境が含まれます。
 
Nvidia H200 GPUは、141GBのHBM3eメモリを初めて搭載し、メモリ帯域幅は4.8Tbpsと、H100の約2倍の容量と1.4倍のメモリ帯域幅を実現しています。
 
「Cirrascaleは、最先端の生成AIとHPCクラウド・ソリューションを提供する最前線にいます。当社のAI Innovation Cloud上にNvidia HGX H200サーバー・プラットフォームが統合されたことで、当社はユーザーに高度な処理能力を提供し、AIイノベーションを加速させ、かつてないスピードと効率でモデルを展開できるようになります」とCirrascale Cloud Servicesのマーケティング担当バイス・プレジデント、Mike LaPan氏は語ります。
 
「Nvidia HGX H200アクセラレーテッド・コンピューティング・プラットフォームを導入することで、Cirrascaleは最先端の生成AI、自然言語処理、HPCモデル・アプリケーションの開発に必要なテクノロジーを顧客に提供することが可能となります」NvidiaのデータセンターGPUおよびAI担当ディレクターShar Narasimhan氏はこのように付け加ています。
 
「Cirrascaleとの協業は、AIとHPCの探求を推進し、業界のブレークスルーの新潮流を後押しするだろう」
 
Cirrascaleは、Nvidia H100 GPUへのアクセスを獲得した最初の企業の1社です。同社は以前、Verari Technologiesとして知られていましたが、2010年にCirrascaleに社名変更しました。なお同社は、Digital Realtyデータセンターの利用顧客として知られています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事を抄訳したものです。

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