VNET、中国のBTS型データセンターに関する政府系ファンドとの合弁会社を発表

同社と謎のファンドが7億8560万ドルを投資

中国のデータセンター企業VNET(旧21Vianet)は、社名未公開の某ソブリン・ウェルス・ファンド(政府系ファンド)と合弁会社を設立し、中国国内でハイパースケールデータセンターを開発・運営することになりました。

本契約に基づきVNETは、各データセンターの開発を請け負う個別のプロジェクト会社を設立し、各施設の完成後に各プロジェクト会社の49%の持分を譲渡します。同社は各プロジェクト会社の残りの51%の持分を保有し、すべてのJVに対して管理・運営サービスを提供します。

VNETと社名不詳パートナーによる最初の目標資本コミットメントは、50億人民元(7億8560万ドル)に達する見込みです。

VNETのCEOサミュエル・シェンは「我々は政府系ファンドと提携し、中国における複数の大規模データセンタープロジェクトの開発および運営のために合弁会社を設立できることを嬉しく思います。市場全体がデジタル化の傾向を維持する中で、ハイパースケールデータセンターの需要は引き続き堅調に推移しています。これらの合弁会社は中国での ビルド・トゥ・スーツ(BTS) 型データセンターの開発・運営に特化した専用媒体として機能し、拡大するデータセンター需要を活用して、市場での地位をさらに強化することができます」と述べています。

VNETは、中国国内の30以上の都市で、36の自社データセンターと59のパートナーデータセンターを運営しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。