オーストラリアのZella DC、日本初のマイクロデータセンターを納入

IIJが顧客に提供する新しいエッジソリューションの一環としての屋外施設

オーストラリアのマイクロデータセンター企業Zella DCは、日本で初めてのマイクロデータセンターを納入しました。

同社は、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)が通信事業者や5G事業者向けに提供する新しいエッジコンピューティング・プラットフォームのデモンストレーションの一環として、「Zella Hut」を 屋外設置しました。

「IIJとのパートナーシップおよび、日本で初めてZella Hutを展開できることはエキサイティングです。エッジコンピューティングと5Gコネクティビティは、当社のビジネスの中核をなすものです。この実験に参加しIIJと協力してこの革新的なソリューションを開発できることは素晴らしいことです」と、Zella DCのCEO兼共同設立者アンジー・キーラーは述べています。

この12Uマイクロデータセンターは千葉県白井市にある「白井データセンターキャンパス」の敷地内に設置されました。IIJは、Zellaの製品を利用したマルチアクセス・エッジ・コンピューティング(MEC)プラットフォームを顧客が導入・運用できるようにするソリューションを開発する予定で、このソリューションを年内に発売する予定です。

今回の3ヶ月間の実証実験は、IIJが屋外に設置された機器や自律的な運用シナリオを検証し、ホストである白井ファシリティの管理システムの遠隔監視・運用機能の開発を支援するためのものです。

「インターネットイニシアティブ(IIJ)は、日本で最初の商用インターネットサービスプロバイダーです。私たちは、データセンターを含むITとデジタルインフラのサービス能力を進展させています。データセンター製品のラインナップにマイクロデータセンターを加えることを計画していましたが、Zella DCは我々が求めていたマイクロデータセンターです。」と、IIJ常務執行役員の山井美和 氏は語っています。

先月、Zellaは新しいマイクロデータセンター・アズ・ア・サービス(MDCaaS)の提供を開始し、前払いの取得コストを、配送、設置、サポート、メンテナンスを含む「包括的月額料金」に切り替えています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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