AdaniConneXがインドに200MWのデータセンターキャンパス
Adani Group(アダニ・グループ)は、インドのアーンドラ・プラデーシュ州に200MWを超えるデータセンターパークを開発すると発表しました。
同社は「Integrated Data Center and Technology Business Park」と名付け、 ヴィザグ (Visakhapatnam)の マドゥラワダ 地区に位置し、同市で計画されている3つのテクノロジーゾーンの第1号となると報じられています。
「私たちの世界は、データの生成、保存、アクセス、移動の能力によって定義されつつあります」と、 アダニ・グループ 会長のGautam Adaniは述べています。「AI、高精細コンテンツ、大規模なデジタル化の進展に伴い、コンピュートとストレージの必要性は指数関数的に高まっています。再生可能エネルギーのための土地と長い海岸線という地理的優位性を持つ アーンドラ・プラデーシュ州 は、わが国だけでなく、土地やエネルギーが不足している国々のためにデータセンターパークを開催するのに適した立地です。」
5月3日には、 アーンドラ・プラデーシュ州 の Yeduguri Sandinti Jagan Mohan Reddy 州首相、アダニ・グループのRajesh Adani社長、 Adani Ports & SEZ (APSEZ) の Karan Adani CEO兼取締役が出席して、キャンパスの起工式が行われました。
同キャンパスには、200MWを超えるデータセンターのほか、テクノロジー&ビジネスパーク、スキル開発センターが設置される予定です。
データセンターは、Adani GroupとEdgeConneXの50/50ジョイントベンチャーであるAdaniConneXによってホストされ、100%再生可能エネルギーで運用される予定です。また、現地の地上・海底インフラに接続されるとのことです。
「アダニ・グループによる300MWのデータセンターの設立は、シンガポールからの海底ケーブルの敷設を容易にし、ブロードバンド・サービスの将来のダイナミクスを変えるのに役立つでしょう」と州首相は述べています。「テクノロジーパークは、ヴィザッグをTier 1都市に押し上げ、再生可能エネルギーによる電力供給も可能にします。」
同グループはすでにアンドラプラデシュ州に20,000クロー(24.5億ドル)を投資しており、18,000の直接雇用と54,000の間接雇用を同州に提供したと発表しています。この投資は、同州最大の2つの民間港の運営、15,000MWの再生可能エネルギープロジェクトの開発、年間1,000万トンのセメント生産能力の増強に充てられました。
AdaniConneX社は、EdgeConneX社との合弁会社を通じて、インド全土に1GWのハイパースケールデータセンターの容量を提供することを目標としています。同社はチェンナイでデータセンターを立ち上げており、第1フェーズは17MWを提供、フルビルド時には33MWに達する予定です。ヴィザグのほかにも、最近建設現場で小規模な火災が発生したノイダ、ハイデラバード、プネ、ムンバイで施設を建設中です。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。