Africell社がアンゴラのルアンダにデータセンターを開設

ウガンダからの撤退に伴い、新たな市場を開拓

アフリカの通信事業者Africell社は、アンゴラのルアンダにデータセンターを開設しました。

新施設は、首都のキングスタワービルにあるAfricell Angolaの本社内にあり、Africellが同国で展開する新しいモバイルネットワークのネットワークインフラを収容するほか、地元企業にホスティングサービスを提供します。

2001年に設立されたAfricell社は、ガンビア、シエラレオネ、コンゴ民主共和国で事業を展開しており、今年はアンゴラにも進出しました。同社は2月にアンゴラの通信事業免許を取得し、その後ノキアと提携し、5G対応の新しいモバイルネットワークを同国に展開すると発表しました。

同社は、今回のデータセンターの新設は、同国でのサービス開始に向けた「大きな一歩」であると述べています。

Africell Groupの会長兼CEOであるZiad Dalloulは次のように述べています。「ここアンゴラでの事業の進捗を非常に喜ばしく思う。我々が今日築いている強固な基盤は、我々がアンゴラで正式にモバイルネットワークサービスを開始する際に、お客様に恩恵をもたらすだろう。Africellは、アンゴラの通信分野にこれまでにない革新をもたらすことにワクワクしており、アンゴラの携帯電話ユーザーにこれまでよりも優れた、より手頃な価格のサービスを提供できることを楽しみにしている。本日の発表は、アンゴラにおける当社のデジタル・ビジョンを実現し、当社のネットワークの将来像を示すものである」

CPC Africa、Jembas、Prosecurityなどの現地パートナーが、このプロジェクトの設計、建設、実施に関わっていると同社は説明しています。またこの施設のテクノロジーパートナーとしては、HP、ノキア、デル、オラクルなどが名を連ねています。

Africellは先月、ウガンダでの事業を停止する計画を発表しました。同社はこの決定について、「事業の長期的な商業的見通しを慎重に評価した結果である」と述べています。Africellは、2014年にOrange社のウガンダでの事業を買収してウガンダに参入していました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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