Airtrunk、オーストラリアで320MWのハイパースケールデータセンターを発表

中国を除くアジア太平洋地域で最大級のシングルキャンパス

AirTrunkはシドニーに320MWのデータセンターを建設する計画を発表しました。このデータセンターは、完成後は中国を除くアジア太平洋地域(APAC)で最大のハイパースケールキャンパスとなります。

新しいSYD3データセンターはシドニー西部に位置し、同社の最初のハイパースケール施設であるSYD1から1km以内のロケーションに8.3ヘクタールの敷地に9フェーズに分けて建設されます。敷地内には132KVの変電所が設置され、PUE1.15という二酸化炭素排出量を最小限に抑えた設計となっています。AirTrunk社はSYD1とSYD3を「西シドニー地域」と称しており、合計で450MW以上を提供する予定です。

「SYD1がフル稼働に近づいている中、SYD3が1キロ以内の距離にあることで、主要なテクノロジー企業が容易にスケールアップし、接続されたキャンパス間で相乗効果と効率性を生み出すことができるでしょう」と、AirTrunkの創業者兼CEOのロビン・クーダは述べています。

2017年に最初の施設を立ち上げて以来、AirTrunkはAPACの各都市で拠点を拡大してきました。

昨年、日本に300MWのハイパースケールキャンパスを建設する計画を発表しました。42のデータホールを備え日本の建設コングロマリット大和ハウス工業が建設する予定で、同社は今回のプロジェクトにも出資する予定です。

今回発表されたSYD3を含め、AirTrunkは現在、合計7つのデータセンターを稼働中または建設中であり、オーストラリアと日本以外では、シンガポールと香港にも建物を所有しています。オーストラリアと日本以外では、シンガポールと香港にもデータセンターがあります。

今年の初めには、シドニー北部に110MWのSYD2データセンターを開設しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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