AWSがマナサスの土地をStackに売却し、StackのオーナーIPIからラウドン郡の土地とデータセンター購入
AWSは、プリンスウィリアム郡の2区画の土地をStack Infrastructureに売却し、StackのオーナーであるIPIパートナーズからラウドン郡の2区画の土地を購入しました。
BizJournalによるとプリンスウィリアム郡の土地記録から、Amazon Data Servicesが12月下旬、10675 University Blvd.と9650 Innovation Driveにあるマナサスの未開発区画2つを、データセンター開発会社Stack Infrastructureの関連会社Stack Innovation Holdingsに8740万ドルで売却しています。
その翌日ラウドン郡の記録では、Amazon Data Servicesは、ラウドン郡アルディーの24214と24244 Quail Ridge Laneにある2つのシェルデータセンターと隣接する未開発の土地に約1億4600万ドルを支払いました。売り手はデンバーのNorthstar Commercial Partnersの元関連会社Quail Ridge NCP LLCでしたが、裁判記録ではこのLLCはシカゴのIPI Partnersが支配しているとされています。
プリンスウィリアムで売り、ラウドンで買う
ラウドン郡の登記記録によると、AWSがアルディで購入したのは、11エーカーの空き地と、9エーカーの204,014平方フィート(19,000平方メートル)のデータセンター2棟です。
BizJournalはクエイルリッジの開発は、AWSが2020年にNorthstarに対して起こした訴訟と関連していると指摘しています。Amazonは土地の売却に関わる「重大な詐欺とキックバック計画」の疑いで、不動産会社のNorthstar Commercial Partnersを訴えていました。IPIパートナーズは「Amazonと協力してNorthstarをすべてのリースプロジェクトから排除し、契約を改革」し、Quail Ridge NCP LLCを含むプロジェクト事業がIPIに支配されるようにしたと伝えられています。Northstar社との訴訟は現在も進行中とされています。
マイクロソフトは、2020年に隣の24282 Quail Ridge Laneの区画の66エーカーを9370万ドルで取得しました。この土地はSt.John Properties Inc.とSterlingのJK Moving Servicesのオーナー、Chuck Kuhnが2017年に1290万ドルで購入したものです。
マナサスで売却された土地には、10675 University Blvd.の10エーカーの区画と9650 Innovation Driveの81エーカーの敷地があり、同社は2018年に両区画を2900万ドルで購入しました。AWSが売却した隣接する2区画の土地は、Stackのマナサスキャンパスの東側に位置する。
Stackは、投資会社IPI Partnersが旧InfomartとT5の資産を統合し、新たなホールセールコロケーションプロバイダーとして2019年初頭に立ち上げた企業です。同社は現在マナサス近郊のバージニア北部キャンパスと、ダレス空港の北にあるスターリングエリアに2つの施設を有しています。またアッシュバーンに216MWのキャンパスを建設し、2023年に稼働させる予定であることを発表しています。
AWSは最近、サンタクララのIPIパートナーから IPI所有の土地で現在開発中のデータセンターに隣接 7するエーカーの土地を購入しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。