Digital Crossroads、ミシガン湖ほとりのデータセンターを竣工
Digital Crossroardsは、米国インディアナ州ハモンドの州境の100 Digital Crossroads Driveに20MWのデータセンターを竣工しました。
NWI.comの報道によりますと、4,000万ドルを投じた第1フェーズ、105,000平方フィート(9,700平方メートル)の施設の構築は完了し、需要に応じて、2億ドル規模のキャンパスへと拡大する計画が進められているようです。
この施設では17名のスタッフが採用され、また、ミシガン湖の水を使い、少なくとも施設の半分の冷却が行われます。施設はT5 Data Centersにより管理されます。
分岐点で
このデータセンターは、State Line発電所と呼ばれる古い石炭火力発電所があった場所に構築されています。既にシカゴのダウンタウンからの顧客は唸るほどいるとDigital Crossroadsは言いますが、Digital Crossroadsの弁護士兼マネージングメンバーのTom Dakich氏は、この施設は主に大規模ハイパースケール顧客向けを想定していると述べています。
「我々は本当に国内顧客のために動いている。大企業、大規模ハイパースケーラー、大企業ユーザーがここに来る可能性がある。我々はうまくやれている。大企業は我々がここにいることに気づき始めている。そして我々のここでの税制上の優位性は素晴らしい」
およそ1年間にわたる建設を経て、Digital Crossroadsは現在、テナント向けのサーバ作業への移行を始めています。
「現在は顧客のサーバを移行段階だ」と彼は言います。「我々は顧客に代わり設置を行い、彼らは電子機器を移行している。彼らは自社スタッフをフルタイムでオンサイトに配属し、年末までに約40名体制に増員するだろう。彼らはセキュリティ、インテグレーション、サイバー管理、暖房、照明など、大規模なこのような類の事を行っている」
Digital Crossroadsは、2021年までには最初の施設の満床を目指しており、まもなく次期フェーズの建設を開始すると見られています。
「弊社が持っていた需要は非常に良いもので、またインディアナでのビジネス環境もとても良い。今後の展開を楽しみにしている」とDakich氏は言います。「次の施設はこのプロジェクトよりもはるかに大規模になるだろう、我々は立ち止まらない」
もともとの石炭火力発電所は1928年に建設され、最大電力容量は515MWでした。インディアナ州北西部の発電所は、2018年当時、100万平方フィート(10万平米)規模のキャンパスとして、Amazonの新本社予定地として提供されるのを目指していました。
昨年、インディアナ州の上院税財政政策委員会は、大企業を州に誘致するために、データセンターに対する減税法案を承認しました。14 –0で承認されたHouse Bill(下院法案) 1405は、データセンター機器や施設で使用される多くの電力を、Business personal property taxや州の7%の消費税から免除しています。
この提案は、Digital Crossroadsの成長を促進するために当局に提出されました。Dakich氏は当時、次のように話していました。「このプロジェクトを成長させるため、データセンター業界で真の全国的プレーヤーになるために、我々は援助を求めている。免税措置を受けられない場合は、我々はそのレベルで競争することはできない」
Data Center Dynamics
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