エクイニクスがミュンヘン新データセンターを開設
エクイニクスは今週、ドイツ・ミュンヘン郊外アッシュハイムのDywidagstrasse 10にMU4と呼ばれる新たなInternational Business Exchange (IBX) 施設を開設したことを発表しました。
MU4の第1期工事は9,000万ドルの費用が投じられ、2,250平方メートル(24,200平方フィート)のコロケーションスペースと825台以上のキャビネットが提供される予定となっています。エクイニクスは現在、ミュンヘン地区ではMU1とMU3の2か所のデータセンターを運営しています。
エクイニクスのEMEA担当プレジデントであるEugene Bergen Henegouwen(ユージン・ベルゲン・ヘネグウェン)は、次のように述べています。「ヨーロッパの主要な自動車産業、製造業、ハイテク産業の拠点の1つであるミュンヘンには、世界で最も革新的なビジネスが集まっている。このため、当社が投資し、成長する上で重要な戦略的拠点となっている。ミュンヘンにおいて、より多くの企業が強力で持続可能なデジタルインフラによって変革を加速できるよう支援できることを楽しみにしている」
このデータセンターは、地元のサプライヤーであるマイノーバ社からグリーン電力証書を通じて購入した100%再生可能エネルギーで稼働する予定です。
同社によると、データセンターの次の建設フェーズでは、熱エネルギーの貯蔵と回収を可能にする帯水層熱エネルギー貯蔵(ATES)システムの設置が予定されているとのことです。エクイニクスは、将来的にMU4からの廃熱を外部の消費者に提供するオプションも検討していると述べています。
エクイニクスのドイツ担当マネージングディレクターであるJens-Peter Feidnerは、次のように述べています。「私たちは、ミュンヘンの企業に最もダイナミックなデジタルインフラプラットフォームを提供し、それが可能な限り気候に優しいものであることを望んでいる。科学的根拠に基づく気候目標を掲げた業界初の事業者として、当社は排出量の削減と資源の節約のために、気候に優しい新しい技術を常に探求し投資している」
「地域レベルでは、事業者、政治的意思決定者、エネルギープロバイダーと協力し、持続可能なデジタル化という長期的な課題に取り組み、周辺地域の利益に貢献することを約束する。これには、緑化されたファサードの使用などの設計面や、廃熱の利用などエネルギー転換を支援する潜在的な措置も含まれる」
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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