エクイニクスがブラジル・サンパウロにxScaleデータセンターを開設

エクイニクスは、ブラジルのサンパウロに新しいハイパースケールデータセンターを開設したと発表しました。

この新施設SP5xは、サンタナ・デ・パルナイバのSP3 IBXデータセンターの隣に位置し、第1フェーズで約5MWの容量を提供します。

すべてのフェーズが完了すると、このデータセンターは合計14.4MWの容量を提供する形となります。同社は、この施設に対する投資額として合計1億1,640万ドルを見込んでいるといいます。

アメリカ大陸でエクイニクス初となるxScale導入とともに、私たちの関心は顧客に向いている。この施設は、競争の激しい市場でハイパースケールユーザーの差別化された要件を満たすよう設計されている」エクイニクス・ブラジルのプレジデントであるEduardo Carvalhoはこのように述べています。「SP5xは、既存の4つのEquinix IBXデータセンターの豊富なデジタル・ビジネスエコシステムに接続する当社のサンパウロ・キャンパス内に戦略的に配置されており、SP5xの利用ユーザーに世界最高のデジタル・ビジネス・プラットフォームへの近接性とアクセスを提供する」

エクイニクスは、2019年にシンガポールの政府系ファンドであるGICと提携し、xScaleと名付けたハイパースケールデータセンターを開発しました。両社は今年3月、ブラジルを含む追加施設の計画についての発表を行いました。

xScaleプラットフォームの野望は拡大しており、現在進められている構築が完了すると、世界中に32施設、600MW以上の電力容量を持つことになります。

SP5xは、アメリカ大陸で最初のxScale施設となります。ラテンアメリカでは、サンパウロとメキシコシティで、さらに2つのハイパースケール施設が計画されています。現在のところ米国やカナダでの計画はありませんが、今後計画されている3施設の場所は未発表となっています。

エクイニクスは現在、ブラジルのリオデジャネイロに2カ所、サンパウロに4カ所、メキシコシティに2カ所、モンテレイに1カ所、コロンビアのボゴタに1カ所、合計10カ所のIBX施設をラテンアメリカ地域に展開しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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