Khaznaがアラブ首長国連邦のAjmanに100MWのデータセンターを開設

キプロスのデジタルインフラ改善に関するMoUに署名

アラブ首長国連邦(UAE)の事業者Khazna Data Centersは、UAEのAjmanに、100MWのデータセンターを建設する計画を発表しました。

最近のLinkedInの投稿で同社は、AIに最適化された施設は現在のポートフォリオで最大になると述べました。

この施設には、それぞれ5MWのIT容量を誇る20のデータホールが設置される予定です。Etihad Water and Electricityから電力を受け取るように設定されています。

スケジュールを含む、施設の詳細はまだ明らかにされていません。

同社は今年初め、アブダビのマスダール・シティに40MWの施設を立ち上げ、さらにアブダビに、30MWの施設を建設する計画を発表しました。同社は現在、UAE全土で12のデータセンターを運営しており、計画容量は300MWです。

2021年10月に発表されたG42およびEtisalat Groupとの合併後、同社傘下の施設数は大幅に増加しました。この3社の合併により、Khaznaは、UAE最大のデータセンタープロバイダーとなりました。同社はまた、エジプトのカイロでも施設を開発しています。

Khazna、キプロスとデジタルインフラ整備に関する覚書に調印

Khaznaはまた、キプロスとの間で、同島における重要なデジタルインフラを開発するための覚書(MoU)に署名しました。

KhaznaのHassan Alnaqbi最高経営責任者(CEO)と、キプロスの研究・イノベーション・デジタル政策担当副大臣であるNicodemos Damianouが覚書に署名しました。

同副大臣は、次のように述べました。「我々は、アラブ首長国連邦最大のデータセンター事業者であり、有名なG42コングロマリットの主要メンバーであるKhaznaとこの有望なパートナーシップを締結できることをうれしく思います。」

さらに同氏は、「このパートナーシップは、人工知能、スマートモビリティ、スペースソリューションなど、インフラ以外の分野での相乗効果を模索するための基盤となるもので、デジタル先進国キプロスのビジョンに不可欠な分野です」と語っています。

LinkedInの投稿で、Hassan Alnaqbi CEOは、当社が国のデジタルトランスフォーメーションの取り組みに貢献し、テクノロジーハブとしての地位を強化するための革新的なソリューションを、島に提供できることに興奮していると付け加えました。

キプロスは現在、海底ケーブルの主要拠点となっており、10本以上のケーブルが小国を横断して陸揚げされています。ケーブルには、Blue、Peace、Poseidon、Tamares North、SeaMeWe-3ケーブルなどがあります。

Grid TelecomとTamares Telecomは現在、地域のデジタル拡張を見越して、キプロスのケーブル陸揚げ局を開発・強化しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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