LG U+、韓国で2番目の超大規模データセンターを完成
12階建てのビルには20万台以上のサーバー収容可能
LG U+は、韓国で2番目となる超大規模データセンター「ピョンチョン2センター」の建設を完了しました。
この施設は2024年2月に稼動する予定です。
2021年6月に発表されたこのデータセンターは京畿道安養市に位置し、20万台以上のサーバーを収容することができます。2021年5月の規制当局への届出では、同社はこのデータセンターに3,000億ウォン(当時のレートで2億6,790万ドル)以上を投資することが示唆されていました。
データセンターは12階建てで、うち3階は地下にあり、総床面積は40,450平方メートル(435,400平方フィート)で構成されています。
冷却については、外気温が摂氏24度(華氏75.2度)以下のときに外から冷気を取り入れるファンが施設の上部に設置されており、建物の床高を7メートルに設計し、壁の断熱材で内部加熱を緩やかにしています。雨水は冷却と加湿にも利用さ れます。
このデータセンターは、地熱エネルギーで駆動し、ソーラーパネルと燃料電池設備も備えています。これと冷却システムを組み合わせることで、年間121GWhのエネルギーと5万5,000トンの炭素を節約できると期待されています。
LG U+の最高経営責任者(CEO)であるHwang Hyun-sik氏は、次のように述べています。「デジタルトランスフォーメーションの動きと超大型AIの活用により、インターネットデータセンター(IDC)の需要が高まっています。高品質のIDCを構築しながら、省エネのための研究開発を通じて環境に優しいトレンドをリードしていきます。」
LG U+が開発した大型データセンターは、2015年にオープンした京畿道(キョンギド)の平川(ピョンチョン)Mega Center(メガセンター)に次いで2カ所目となります。
LG U+はまた、ソウルに4つのコロケーションデータセンター、アヤン、大田、全州、光州、大邱にセンター、釜山に2つ(うち1つは陸軍データセンター)を保有しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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