NTTとQD.TEK、ベトナム・ホーチミン市に新データセンター開発
ベトナムで2番目の施設を建設
NTTは、現地のIT企業であるQD.Tekと提携し、ベトナムのホーチミン市にデータセンターを開発します。
NTT GDCとQD.Tekは、ホーチミン市に合弁会社「NTT Global Data Centers HCMC1 Limited Liability Company(HCMC1)」を設立し、HCMC1が新たに「Ho Chi Minh City 1 Data Center」を建設する予定です。
サイゴンハイテックパーク内に位置する5階建ての建物は、3,100平方メートル(33,400平方フィート)のサーバールーム(1,200ラック相当)に合計6MWの容量を提供する予定です。新施設は、2024年に稼働開始予定です。
NTTは、ベトナム郵政グループ(VNPT)との提携により2009年に開設したデータセンターをハノイに1つ運営しています。当時、NTTはホーチミン市でのデータセンター開設を準備していると述べていましたが、その計画は今まで延期されていたようです。
NTTはプレスリリースで、「すでにサービスを提供している首都ハノイに続き、ベトナム経済の中心地といわれ、多くの多国籍企業が集まる南部の都市ホーチミンにサービス拠点を展開する」と発表しています。
2004年に設立されたQuang Dung Technology(QD.Tek)は、食品製造会社GreenFeedグループの一員です。両社はNTTとQD.Tekがフルスタック、フルライフサイクルのICTソリューションを提供し、ベトナムのデジタルインフラ整備をリードすることができると、共に述べています。
NTT GDCの鈴木康雄CEOは、次のように述べています。「ホーチミンは有望な市場であり、成長の大きな可能性を秘めています。NTTはすでにここホーチミン市で強い存在感と伝統を持っており、QD.TEKとのパートナーシップとともにホーチミン市1データセンターは、DXを通じてすべてのお客様により良いサービスを提供し、お客様のビジネス目標を達成するための新しい章となるでしょう 。」
QD.Tekの社長Ngo Truong Da氏は、「デジタルサービスやインフラの需要が著しく伸びているベトナムのお客様に、優れたICTサービスと世界クラスのデータセンターのメリットを提供するために、世界有数の通信キャリアでありデータセンターサービスを提供するNTTとのパートナーシップは、私たちにとって大きな栄誉です。」と付け加えています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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