
再生可能エネルギーのFF Venturesがポルトガルにデータセンター計画
総額2億ユーロを投資予定
FF Venturesが、ポルトガル・アルジュストレルにデータセンターを計画しています。
アルジュストレル市は今週、同社がリオ・デ・モイニョス地区のMancoca Business and Logistics Park(マンコカ・ビジネス・アンド・ロジスティクス・パーク)に新たな施設を開発することを発表しました。
同社は、このプロジェクトに2億ユーロ(約2億3,440万ドル)を投資する予定と報じられています。プロジェクトの詳細や、スケジュールについてはまだ明らかにされていません。
FF Venturesの公式サイトによると、現在開発中のデータセンタープロジェクトは合計310MWで、そのうち264MWがポルトガル国内に位置していますが、具体的な情報は掲載されていません。
アルジュストレルは、ポルトガル南部ベージャ県にある町で、シネスから約71km(44.1マイル)東に位置しています。アルジュストレル市の発表では、「このデータセンターの設置と創設を通じて、FF Venturesは、エネルギー効率とエネルギー転換の概念に基づいた施策の実施に取り組んでいます」と述べられています。
FF Venturesは、2018年に設立された再生可能エネルギー開発企業で、ヨーロッパを中心に事業を展開しています。同社のポートフォリオには、稼働中または開発中の太陽光発電プロジェクト1.7GW、蓄電池280MW以上、風力発電150MWが含まれています。
FF Venturesの投資家には、Octopus EnergyやTimeToAct Capitalが名を連ねています。
ポルトガルのデータセンター市場は主に、リスボンとポルトに集中しており、主要な運営企業にはEquinix、Edged、AtlasEdge、Start、そして地元の通信事業者であるAr、Aire、Claranetなどが含まれます。
最近では、EDC Oneがアブランテスのペゴに、新たなデータセンターの計画を発表しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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