Stack社、シリコンバレーで32MW DCの建設を発表
新たなDCは米サンノゼの既存施設の隣
ハイパースケールプロバイダーのStack Infrastructure社は、米 カリフォルニア州サンノゼのシリコンバレーキャンパスに新たな32MWデータセンターの建設計画を発表しました。
240,000 平方フィート(22,300 平方メートル)の新データセンターは既存の施設に隣接し、電力会社のPG&E社との契約により電力が供給され、 利用顧客は 再生可能エネルギー を選択できるようになります。このプロジェクトは、PG&E社とカリフォルニア州の双方で優先順位の高い経済開発案件に指定されています。
Stack社の展望
Stack社は2019年初頭にシリコンバレーの投資家から多くのを資金供給を受け創設されました。この地域は「最先端テクノロジー企業やクラウド企業が多く存在し、世界最大かつ最も重要なデータセンター市場の1つである。」と同社はコメントしています。
同社は投資会社であるIconiq CapitalとIPIによって、データセンター事業者2社(T5とInfomart)のホールセール設備資産を使い設立されました。施設はダラスフォートワース、アトランタ、シカゴ、ポートランド、及びシリコンバレーなどの主要なコロケーション市場に展開され、ホールセール・コロケーション用のスペースを迅速に開発予定できる用地も保有しています。
2019年、 Stack社 はオハイオ州ニューアルバニーで、土地を含む Tier IIIの金融データセンターを買収しました。さらに、ポートランドキャンパスの拡張を開始し、続いてシカゴの新たな施設についての発表を行いました。
Stack社CEOのBrian Cox氏は、次のようにコメントしています。「世界有数のテクノロジー企業の本拠地であるシリコンバレーは、紛れもなくデータセンター投資では世界で最も魅力的な市場の1つです。」
また、「Stack社の主な注力事業は、大口顧客に向けた8MW単位のホールセール・コロケーションスペース販売だが、Stack社は競合他社よりも柔軟であることを目指している。」と2019年にCox氏は DCDにコメントしていました。ハイパースケール市場の多くはスペースを安価かつ迅速に提供することが重要だが、コストや時間について理解してくれれば、カスタマイズも可能であると氏は言います。「顧客に透明性を提供する必要がある。それが業界全体の目標であるべきです。」
Data Center Dynamics
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