STT GDC、タイ・バンコクに第3のデータセンターを建設
2023年末オープン予定
ST Telemedia Global Data Centres (STT GDC) Thailandは、タイのバンコクに3つ目のデータセンターを建設中です。
現在、2023年末までの稼働を予定しているSTT Bangkok 3は、ワン・バンコク地区に位置し、2MWのIT容量を提供する予定です。
この施設はSTT GDCが同地区に持つ他の2つのデータセンターに加わり、総容量は42MWになります。
Bangkok 3は、Uptime Institute認定のTier III施設で、「地域冷房エネルギー」を利用します。
同社は2022年12月、タイ国営石油・ガス会社のITサービス部門であるPTT Digital Solutionsと共同で、タイのデータセンターに液化天然ガスによる冷熱エネルギーを導入する可能性のテストを開始しました。
これがBangkok 3で説明されたのと同じ「冷却エネルギー」であれば、データセンターは工場で液化・再ガス化された天然ガスを動力源とすることになります。再ガス化の時点で、エネルギーと熱吸収が放出さ れます。
STT GDC Thailandは、STT GDCとシンガポールに本社を置く不動産投資・開発会社Frasers Property Limitedの合弁会社です。
選ばれた ワン・バンコク は「スマートシティ」として計画され、193万平方メートルの敷地に、オフィス、店舗、住宅、エンターテイメントアリーナ、公立公園が建設される予定です。Frasers PropertyのCEOであるPanote Sirivadhanabhakdi氏によると、この新しいデータセンターは、国内外のデジタルビジネスにとって ワン・バンコク の「重要な差別化要因」になると、述べています。
STT GDCの社長兼グループCEOであるBruno Lopez氏は、次のように述べています。「タイが重要なデジタル市場として極めて重要な役割を担っており、堅牢なデータインフラに対する需要が高まっていることを踏まえ、STT Bangkok 3が著名なデータセンターおよびネットワークハブとして台頭し、戦略的に有利な立地でシームレスな接続性と強化されたITインフラをビジネスに提供し、強靭なデジタルエコシステムの確立を促進するものと確信しています。」
「私たちは、多様な組織の長期的な成功を促進する鍵となる、設計、卓越した運用、カスタマーサポートに関する当社のグローバル基準を満たす、ユニークで高品質なコロケーションサービスを提供することをお約束します。」
STT GDCは中国、インド、インドネシア、日本、フィリピン、シンガポール、韓国、タイ、英国、ドイツでデータセンターを運営しています。
同社初のバンコク・データセンターは2021年9月に開設され、容量は20MWで、最大40MWまで拡張可能です。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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