Tencentがインドネシアのデータセンター開発に5億ドル投資へ
2030年までに5億ドルを投資
中国のクラウドプロバイダーTencent Holdingsは、インドネシアで3つ目のデータセンターを開発する計画の一環として、5億ドルを投資する予定です。
この投資は、TencentがGoToグループやAlibaba Groupと提携し、同国にクラウドインフラとトレーニングを導入するための一環です。
ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、この投資はGoToが北京で開催されたインドネシア・中国ビジネスフォーラムで明らかにされたもので、インドネシアのPrabowo Subianto大統領がインドネシア商工会議所と 「中国のトップ企業 」との間で、100億ドル以上の投資協定を結んだとの発表に続くものだとのことです。
Tencentからの5億ドルは2030年までに投資され、同国にクラウドとAIサービスを提供するために使用されます。
Tencentは現在、インドネシアに2つのデータセンターを持ち、いずれもジャカルタにあります。
Tencentの競合である中国のクラウドプロバイダー、Alibabaは、今年9月にインドネシアのテクノロジー企業GoToとクラウド契約を締結しており、契約期間はいずれも5年間です。
AlibabaはGoToの長期投資家であり、今回のクラウド契約により、Alibabaは契約期間中、同社の株式保有を維持することになります。また、同社はすでにインドネシアに3つのデータセンターを有します。
Alibaba Cloudはまた、インドネシアでクラウド・コンピューティングとAIのトレーニングを行う人数を倍増させ、インドネシア大学にスキルセンターを設置する予定です。
Tencentは今年初め、サウジアラビアとアラブ首長国連邦でクラウド事業を拡大すると発表しました。
インドネシアに進出している他のクラウド・プロバイダーには、Google Cloud、Huawei、Amazon Web Servicesがあり、いずれもジャカルタにあります。マイクロソフトは現在、インドネシアのジャワバラット地方でデータセンターを開発しており、今年初めには同国に17億ドルを投資することを表明しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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