NTTがサイバージャヤ第6データセンター開設、マレーシアのデジタル変革を支援

NTTは、2億3,400万マレーシアリンギット(5,000万米ドル)以上を投資し、サイバージャヤキャンパスに新しいデータセンターを開設したことを発表しました。この施設は、2025年までに「アジアのデジタルの虎」となることを目標に、マレーシアのデジタルトランスフォーメーションのビジョンをサポートしようとしています。

CBJ6として知られるサイバージャヤ6の誕生は、7MWのクリティカルIT負荷、4,890m2のスペース、多様な電力供給を受ける2つの変電所を備えた、キャンパス内6番目のデータセンターとなります。また、15kWまでの高密度ラックの安定した環境を可能にする高度な冷却壁技術も特徴です。

この開発は、2021年初めに建設されたNTTの最新のセンターを補完するものです。施設の総面積は20,000 m2で、設備負荷は22 MWです。

マレーシアは、2022年から2027年にかけて年平均成長率(CAGR)16.15%で成長すると予測されるデータセンター市場規模を背景に、世界のデータセンター分野、特に東南アジアにおけるフロントランナーとしての地位を確保しています。Technavioの「マレーシア – データセンター市場 2023-2027」レポートによると、経済的なメリットは極めて大きいことが示されています。このセクターの経済的利益は136.8億マレーシアリンギット(29億810万米ドル)の成長が見込まれています。

NTTグローバルデータセンターおよび海底ケーブルのCEO兼社長は最近の声明で、この開発について次のように説明しました。「既存の5つのサイバージャヤセンターは、ハイパースケール企業に力を与えており、新しい拠点は、地域のデジタル成長目標のために信頼性の高いサービスとインフラを提供するという同社のコミットメントを確認するものです。AIの成長に伴い、データセンターの容量は間もなく全世界で2,000MWに達する予定です。」

また、NTTの海底ケーブルMISTの開発も株主の1社として進行中で、NTTデータセンター自体の接続性向上を目指しています。このプロジェクトは、マレーシアからインド、シンガポール、タイまで8,100kmを接続することで、持続可能な社会経済成長を永続させることを目指しています。このケーブルは、毎秒200テラバイト(TBps)を超えるデータを伝送すると報告されています。

W.Media (Madeline Smith 記者)より抄訳・転載

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