TikTokがオーストラリアのデータセンターを検討中との報道
TikTokはアジア太平洋地域全体で、データセンター要件を拡大し続けています。The Informationの報道によると、同社は、アジア太平洋地域全体への移転の可能性、ワークロード増加の要件について、サプライヤーと協議中とのことです。
これには、オーストラリアにデータセンターを立ち上げるべきかの検討も含まれています。全体的な戦略の検討は初期段階にあり、確定した計画はまだなく、実現には何年もかかる可能性があります。
近年、TikTokのデータセンター要件が急速に拡大している背景には、サービスへの需要の高まりに対応する必要性のほか、自国の市場で収集されたデータが中国に送信されることについての各政府の懸念を払しょくする必要性があります。
米国では、この懸念からトランプ前大統領が同社を排除しようとしました。TikTokは、使用していたデータセンターから撤退し、Oracle Cloudに移行し始めました。 バイデン大統領は、TikTokの親会社であるByteDanceに対し、TikTokの米国部門を売却するか、9か月以内に事業を停止するよう要求しました。
ByteDanceは、米国内のユーザーのデータは中国に送信されていないと主張しており、この争いは続いています。これに対して司法省は、そのようなデータが中国にあるサーバーに保存されている証拠があるとして反論しています。
W.Media (Nick Parfitt 記者)より抄訳・転載
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