TPG テレコム、 5G イノベーションラボをシドニーに開設
TPGテレコムは、各ベンダーが5G関連新技術のトライアルに利用できる「5Gイノベーションラボ」を開設しました。
シドニーに建設されたこのラボは敷地内のデータセンターと屋上のモバイルサイトで構成され、各ベンダーはTPGと提携して、vRAN、モバイルエッジコンピューティング、モバイルプライベートネットワーク、 Open RANなどのソリューションの導入を加速することができます。
5Gトライアルのための統合サイト
この新施設は、TPGテレコムにとって初めての試みであり、ベンダーが5G関連の新技術を試用するための統合サイトになります。
TPGの目的はネットワーク仮想化や5Gアプリケーションなどの技術を産業界に提供し、製品イノベーションを推進するための統合サイト提供です。
同社のモバイル・固定ネットワーク担当エグゼクティブジェネラルマネージャーのバリー・ケジックは、こう述べています。「これは、エンド・ツー・エンドのクラウドネイティブ5Gインフラを探求し、業界のデジタル化と自動化を推進する5Gの可能性を最大限に引き出す、非常にエキサイティングな新しい取り組みです。
「5Gネットワーク・インフラのイノベーションを評価し、より良い顧客体験を低コストで提供することができるだけでなく、5Gの高いスループットと超低遅延を様々な業界に開放することが、同ラボの真価といえます」。
ケジックはまた、同社が自らこのイノベーションラボを活用することで、様々なベンダーの無線技術をベンチマークし、オンサイトでの試用を通じて潜在的な費用対効果を把握することができると指摘しています。
「イノベーションラボでは様々なベンダーと提携し、様々な無線技術を試すことが可能なため、パフォーマンスのベンチマークを容易に行うことができます」ケジックはこうも述べています。
サムスン社は、この新しいイノベーションラボを利用する最初のベンダーパートナーとなります。
世界的には、オープンなネットワーク規格の採用が推進されています。最近では、台湾が5Gのためのオープンな分離型接続性を提唱しています。
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