USシグナル社、ミシガン州のデータセンターの建設に着手
データセンター事業者のUSシグナルが、ミシガン州のデトロイト周辺に新しいデータセンターを建設中です。完成すると、同社が保有するデータセンターの総敷地面積は約10万平方フィート(約1万㎡)にものぼると推定されています。
USシグナルは、この建設計画について、自身でデータセンターを所有または経営しようとする組織が減少している中、 クラウド や ハイブリッドクラウド ITソリューションへの需要が高まっていることに対応して行われるものであるとしています。
USシグナルは、デトロイトから30マイル離れたバン・ビューレン・タウンシップに位置する新たな施設において、従来通り、 コロケーション サービスやクラウドホスティングサービス、ディザスタリカバリサービスなどいくつかのサービスを組み合わせて提供します。
同社は、ミシガン州ではグランドラピッズとサウスフィールズの二箇所にもデータセンターを保有しており、それ以外の地域でも、セイリノイ州、ウィスコンシン州、インディアナ州、オハイオ州にデータセンターを保有しています。
新たな施設は、デトロイト地区における技術的な仕事を促進するのに役立つとみられています。また、USシグナル副社長のデイヴ・ウィスツ氏は、
「新たな施設の建設によって、顧客である組織は本拠としている地点より近いところで、設備やクラウドホスティングサービスを利用することができるようになり、ユーザーは、物理的な多様性と、低い レイテンシ の両面で恩恵を受けることが出来ます」
と述べています。
ティア 1向けのデータセンター市場ではありませんが、ミシガン州はITインフラの経営者がよくデータセンターの建設地を置く州です。
ミシガン州は、米企業のスウィッチ社のピラミッドキャンパスというデータセンターの本拠地でもあります。昨年、同施設は新たに22万5000平方フィートのホワイトスペースを建設し、今後もその規模を180万平方フィートへと拡大する可能性があります。
またミシガン州は、今年、米自動車会社のフォードが建設計画を発表した建設費2億円のデータセンターの建設地としても選ばれました。
一方で、米企業のカーター・ヴァリダス・ミッション・クリティカル REIT Ⅱ社も、2016年にジョージア州アルファレッタにあるデータセンターを購入したが、その際に一緒に購入した他のデータセンターもミシガン州のフリントに位置しています。
– Data Center Dynamics
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