
Microsoft、データセンター向け高温超伝導のプロトタイプを発表
データセンターの効率化に期待
Microsoftは、データセンターのエネルギー効率を向上させるため、高温超伝導の実装を研究し、プロトタイプの開発を進めています。
現在、データセンターへの電力供給には銅などの導体材料が使用されており、その過程で熱として電力が失われています。
データセンターの運用には変電設備が必要で、受電電力の電圧を調整しています。その際にエネルギーが失われるため、実際に使用する量以上の電力を供給しなければなりません。
高温超伝導は、熱によるエネルギー損失なく電気を長距離伝送できるため、変電設備や送電線などの追加インフラの必要性を減らし、データセンターのエネルギー効率を向上させます。また、電力会社の変電所の不足はデータセンターの展開にも影響を及ぼしています。
しかし、その名称から想像されるものとは異なり、高温超伝導は動作するために極低温まで冷却する必要があります。特殊な冷却技術を導入する際の現実的かつ経済面の課題により、これまで商業的な普及は限定的でした。
Microsoftは、高温超伝導を使用して電力を供給する「世界初」のサーバーラック試作機を開発したと発表しており、データセンターへの商用導入の実現可能性を検証しています。
同社は、高温超伝導が単に効率的であるだけでなく、データセンター施設の設置に反対する人々が懸念する、施設が周囲の景観や雰囲気に与える影響についても、より柔軟に対応できると期待しています。
データセンター需要の増加を受け、米国エネルギー情報局は1月、2000年以降で、最大の電力需要増加が見込まれる4年間と予測しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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