
LiquidStackが10MWの冷却能力を持つModular CDUを発表
GigaModularの新製品を発表
液冷企業のLiquidStackは今週、液冷データセンター環境向けの新しい冷却液分配ユニット(CDU)「GigaModular CDU」を発表しました。
業界初のモジュール式でスケーラブルなCDUと称されるこのシステムは、最大10MWの冷却能力を提供し、2.5MWから10MWまでの単相ダイレクト・ツー・チップ液体冷却熱負荷をサポートします。
LiquidStackのJoe Capes最高経営責任者(CEO)は、次のように述べました。「AIは、熱出力を新たな極限にまで押し上げ続けるでしょう。データセンターは、熱除去の要求が高まるのに合わせて、簡単に導入、管理、拡張できる冷却システムを必要としています。N、N+1、N+2で最大10MWの冷却能力を持つGigaModularは、他に類を見ないプラットフォームであり、顧客が必要とする、唯一のCDUとなるよう設計されています。これにより、従来の制限や境界のないダイレクト・ツー・チップ液冷の設計選択が将来にわたって保証されます。」
CDUはユニットの前面から修理可能で、背面や端からのアクセスは不要なため、システムを壁際に設置することができます。スキッドマウントシステムは、レールとオーバーヘッド配管があらかじめ設置された状態で提供されるか、または現場での組み立て用に個別のキャビネットとして出荷されます。
LiquidStackによると、新しいCDUの見積もり提示は2025年9月までに開始され、テキサス州キャロルトンにあるLiquidStackの製造施設で生産されるとのことです。
2013年にAllied Controlとして設立されたLiquidStackは、単相と二相の液冷ソリューションを提供しています。また、エッジアプリケーション向けのプレハブ式モジュール冷却ソリューションも提供しています。
同社は昨年、ダイレクト・ツー・チップ液冷用の1MW CDUを発表しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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