Munters、アイルランドの冷却装置メーカーEDPAC社を買収
EMEAデータセンター機器工場を2019年に閉鎖後、欧州での事業拡大を目指す
Muters(ムンタース) は、データセンターの冷却装置とエアハンドリングシステムを製造するアイルランドのメーカーEDPAC社を2900万ユーロ(3280万ドル)で買収しました。
1968年に設立され、カリガリンに本社を置くEDPAC社は、アイルランド国内に2つの製造施設を持ち、約150人の正社員を擁しています。
同社は今回の買収は「高い優先度で取り組むデータセンター分野で成長する」というMuntersの戦略の一環であり、ヨーロッパにおけるプレゼンスを強化するものであると述べています。
Muntersの社長兼CEOのKlas Forsströmは、「ヨーロッパのデータセンター市場は当社にとって最優先のセグメントであり、この買収は当社の成長戦略における重要な一歩です。当社の北米市場における能力と経験は、EDPAC社にさらなる利益ある成長の機会を提供することでしょう。またデータセンターでのポートフォリオをヨーロッパに拡大し、技術開発の調整や統一されたプロセスの確立を行うことで、相乗効果が期待できます」と述べています。
「EDPAC社をMuntersの一員に迎えることができ、大変嬉しく思っています。EDPACは、魅力的で差別化された顧客基盤と高品質な製品をもたらしてくれます。」
EDPAC社は精密冷却装置や様々なエアハンドリングシステムを製造しており、Muntersの冷却システムOasisの製造パートナーでもあります。Munters向け売上は、EDPACの総売上高の約7%を占めています。
Muntersは欧州のEMEAデータセンター事業と製造施設を2019年に閉鎖しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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