破産裁判所がBrookfieldへのCyxtera売却を承認

Brookfieldに対するCyxteraの売却が承認されました。

ニュージャージー州破産裁判所は今週、Brookfield Infrastructure Partnersへの同社の「実質的な全資産」売却を承認しました。

取引は2024年第1四半期までに完了する見通しです。

「我々は、Brookfieldへの売却を進めることで、Cyxteraにさらなる財務の柔軟性を提供し、Brookfieldのグローバル・インフラの知見から恩恵を受けることができることを嬉しく思う」とCyxteraのCEOであるNelson Fonseca氏は述べています。「当社の革新的なデータセンター・サービスに対する需要は依然として高く、次の成長段階に入るにあたり、顧客との大きなビジネスチャンスが待ち受けていると考えている」

Cyxtera は6月初旬に連邦破産法第11章を申請しました。今月初め、同社はBrookfieldとの交渉を発表し、投資会社は7億7500万ドルでこのコロケーション事業者を複数のリースデータセンターとともに買収することになりました。

この取引の一環として、CyxteraはDigital RealtyとDigital Core REITが所有する複数の施設から来年中に撤退し、カナダの2つの施設をCologixに売却します。

CenturyLinkのコロケーション事業から生まれたCyxteraは、2021年にSPACを通じて株式上場を果たしました。倒産前には、同社は世界29の市場で合計245MW、60以上の施設を運営しており、ポートフォリオの大半はリース物件でした。

倒産後、同社はPrime、Stack、Serverfarm、CyrusOneが所有する5つの施設のリースを解約しました。

なお、Cyxtera は、Brookfield が所有する他のコロケーション会社 Evoque と統合される方向です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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