
Snowflake AIが電力会社向けエネルギーソリューション群を発表
発電事業者や電力会社が保有する資産をリアルタイムで把握できる可視化機能の提供を目指
米国のクラウドコンピューティング企業であるSnowflakeは、発電事業者、電力会社、そして石油・ガス企業がそれぞれ独立して運用しているデータとビジネスデータを、同一で安全なプラットフォーム上に統合できるよう支援する新しいエネルギーソリューション群を発表しました。
Snowflakeによると、このエネルギーソリューションは、Snowflakeのガバナンスツール、業界データセット、パートナーが構築したアプリケーションを組み合わせ、IT、OT、IoTのデータを1つの環境で接続するものです。
同社は、運用者が保有資産をリアルタイムで可視化できるようにすることで、予知保全、性能最適化、そしてより信頼性の高い意思決定を大規模に実現することを目指していると述べています。
Snowflakeのグローバルエネルギー部門責任者であるFred Cohaganは、「データは、エネルギーの未来を支えるコントロールプレーンです。送電網の安全性確保、重要資産の保護、あるいは変動の激しい市場での需給バランス調整など、エネルギー企業はあらゆる場所でAIを活用できる信頼できるデータ基盤を必要としています」と述べました。
さらに同氏は、「Snowflakeは、世界のエネルギーリーダー企業がデータ管理を刷新し、AIを活用してデータ分析の専門家でなくても、誰でも簡単にデータから得られる知見を活用できるようにすることで、現場の担当者が即座にデータに基づいた判断や行動に移せるよう支援しています。この変化により、企業は限られたリソースでより多くの成果を上げ、既存資産を最適化し、サステナビリティと株主価値の双方を高めることができます」と続けました。
同社はすでにExxonMobil、Expand Energy、IGS Energy、Powerex、PG&E、Siemens、Sunrunなど、世界の主要エネルギー企業および電力会社と協力してこの技術を導入しています。
今回の発表は、Snowflakeが新たにSAPと提携し、エネルギー企業がSAPの財務・サプライチェーンデータを運用データやフィールドデータとSnowflake上で統合できるようになった取り組みをさらに発展させるものです。
同社は、自社プラットフォーム上でネイティブに動作する30以上の新しいパートナー構築ソリューションを提供開始することも発表しました。Cartoは、データを移動させることなく地理空間分析とインタラクティブマッピングを行うためのクラウドネイティブ空間分析を提供しています。
Itronは、年間8,760時間分の電力フローシミュレーションを数か月ではなく数時間で実行できるGrid Planning solutionを発表し、長期インフラ計画を可能にしています。Siemensは、SnowflakeとのIndustrial Edge連携を拡大し、産業データの安全な取り込みや運用インサイトを得るための新たな自然言語解析を実現しています。
この一連のツールは、電力網計画、資産健全性監視、運用予測といった主要なエネルギー分野のユースケースをサポートしつつ、ガバナンスとセキュリティを組み込んだ形で提供できるよう設計していると同社は述べています。
Snowflakeはまた、このプラットフォームにより、エネルギー企業が数十年分の履歴データの価値を自然言語ツールによって引き出し、技術者だけでなく非技術者も信頼性の高いデータ分析結果や有益な情報をリアルタイムで得られるようになるとしています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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