ハイパースケールデータセンター
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一般的にハイパースケールデータセンターとは、大規模なコンピューティング能力を備える必要のある巨大な企業が展開するデータセンターのことを指します。
近年、サーバーなどの計算能力は日々進化しており、人工知能や自動運転などの研究も盛んになっています。計算には莫大な電気リソースが求められているため、データセンター事業者は可能な限りサーバーやネットワーク機器、電気機器や空調機器などの資源を1施設へ格納し、効率の良いITインフラ設備を実現しようとしています。
ハイパースケールデータセンターには、明確な統一定義はありません。例えばIT市場調査企業のIDC(International Data Corporation)は、「5000サーバー以上を格納している1000㎡以上の施設」をハイパースケールデータセンターと見なす一方で、Cisco社は、「40億ドル以上のインターネットサービス・80億ドル以上のeコマース事業を展開する企業」などのように、売上高に応じた基準を設けています。
実際に、それだけのリソースを格納できるだけの設備や機器投資をできる企業は限られており、メガクラウド企業のGoogle、Apple、Facebook、Amazon(GAFA)やオラクル、Microsoftなどが、 コロケーション 事業者ではDigital RealtyやEquinixがハイパースケールデータセンターをけん引する存在となっています。
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