Meta がAIトレーニングでOracle Cloudと契約

2025年第3四半期よりOracle Cloudの顧客に

MetaがOracle Cloudと同社のAIインフラを利用する契約を締結しました。

 Techradarが最初に報じたところによると、Metaは、さまざまなAIプロジェクトのトレーニングおよび展開にOracle Cloudを利用する予定であると伝えています。

Oracle社のCTOであるLarry Ellison氏は、同社の直近の決算説明会において、Metaが同社の顧客であることを明らかにしていました。

「当社の主要なAI関連の顧客として、OpenAI、xAI、Nvidia、Cohere、そして最近では大規模なLlamaモデルを有するMetaが挙げられる」とEllison氏は述べています。「Oracleは、他のクラウド基盤より高速かつ低コストであるため、大規模なAIトレーニングのワークロードを受注し続けている」

また、OracleのCEOであるSafra Catz氏は、この契約は第3四半期のものであり、同四半期のRPOの伸びに反映さ れることになるだろうと述べています。

Metaはまた、同社のLlamaモデルに基づくAIエージェントの開発においてもOCIを利用する予定でいます。

今年前半に、Metaは2024年の設備投資額を350億ドルから400億ドルの範囲と見込み、これは2月に発表された300億ドルから370億ドルの予測から上方修正されたもので、主にAIインフラへの投資がその原動力であるとしていました。

マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はその際、「さらに高度なモデルと世界最大規模のAIサービスを構築するため、今後数年間で大幅に投資すべきだ」と述べていました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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