HPEとNvidia、仏グルノーブルにスーパーコンピュータ「Champollion」を構築へ

HPEとNvidiaは、新しいAIスパコンの立ち上げを発表しました。

Champollion(シャンポリオン)と呼ばれるこの新システムは、フランスの都市グルノーブルにあるHPE Center of Excellence(CoE)に設置される予定です。システムには、20台のHPE Apollo 6500 Gen10 Plusシステム、160基のNvidia A100 Tensor Core GPU、そしてネットワークにはNvidia Quantum InfiniBandが採用されます。

システムはまた、HPEの機械学習開発環境を搭載し、Nvidiaのハードウェアとともに機械学習やAIモデルの構築とトレーニングが行われます。HPEは、世界中の科学者やエンジニアを対象に、Champollionへの仮想アクセスを提供する予定であると述べています。

HPEのHPC&AI担当執行副社長兼ゼネラルマネージャーであるJustin Hotard氏はブログで次のように述べています。「研究者からエンジニアまで、官民を問わず幅広いコミュニティへのアクセスを可能にすることで、Champollionは商用および研究目的におけるAIの可能性を最大限に実現するためのタイム・トゥ・プロダクション(生産までの時間)をスピードアップする」

HPEによると、Champollionは現在、一部のユーザーには提供されており、近い将来、ユーザーがモデルの開発とトレーニングを開始できるように、より幅広いコミュニティのアクセスが可能になるとの事です。

このシステムは、フランスの研究者であり、ロゼッタストーンを含む象形文字の解読に貢献したエジプト学の初期のパイオニアであるジャン=フランソワ・シャンポリオン(1790~1832年)にちなんで命名されました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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