UAE、同国初の量子コンピュータの構築計画を発表

アラブ首長国連邦は、独自の量子コンピュータの構築計画を発表しました。

アブダビのTechnology Innovation Institute(TII)のQuantum Research Center(QRC)チームが、バルセロナを拠点とするQilimanjaro Quantum Techの研究者らと協力し、UAEの首都に同国初となる量子コンピュータの構築を進めます。

「私たちは量子コンピューティングの出現とともに新しい時代の頂点にいる」とH.E. ATRCのFaisal Al Bannai事務局長はこのように述べています。 「私たちは、新薬の発見から新素材の製造、さまざまなAI(人工知能)アプリケーションへのより良いバッテリーの設計に至るまで、さまざまな分野で役立つ素晴らしいマシンの構築に着手できることを誇りに思う」

メードインUAEの量子チップ

「プロセスでの最初のステップは、ラボを建設し、設備を整え、クリーンルームの設置を完了することです。これらはすべて順調に進んでいます。 これらが完了すると、最初のキュービットが準備され、特性評価とベンチマークが行われます。 「Made in Abu Dhabi」の最初のシンプルな量子チップは、夏の終わりまでにできると予想しています」と、ホセ・イグナシオ・ラトーレ教授は述べています。

TIIはAdvanced Technology Research Council(ATRC)の一部門であり、量子コンピューティング、ロボット工学、暗号化、セキュリティなどの分野で同国での研究を主導するために2020年11月に設立されました。

また、Qilimanjaroは、バルセロナ大学、バルセロナスーパーコンピューティングセンター、およびInstitut de Fisica d’Altes Energiesからスピンアウトした量子コンピューティングのスタートアップです。

Data Center Dynamics

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