Kuwait City, Kuwait

クウェート政府系ファンドがマイクロソフトとBlackRockのAIインフラパートナーシップに参加

非創設メンバーとして初の主要出資者に

政府系ファンドであるクウェート投資庁は、マイクロソフトとBlackRockの300億ドル規模のファンドに参加し、AIデータセンターインフラを開発しています。

Bloombergの報道によれば、同投資庁はこのパートナーシップの最初の非財閥系アンカーになります。出資の詳細は、明らかにされていません。

AI Infrastructure Partnership(AIP)は、BlackRockが昨年9月に設立し、マイクロソフトとアブダビが出資する投資会社MGXが参加しています。AIPは、データセンターとエネルギープロジェクトに資金を提供することを目的としており、最大300億ドルの株式投資と約700億ドルの債務資金調達を目標としています。

今年3月、NvidiaとxAIはAIPに参加しました。Nvidiaは以前、このファンドのアドバイザリーの役割を担っていましたが、それは今後も継続される予定です。同様に、この2社からの投資の条件は、共有されていません。

このコンソーシアムは、AIデータセンター向けエネルギーソリューションの「規模拡大を加速する」ためにAIPと協力することに合意している、NextEra EnergyおよびGE Vernovaとも協力しています。GE Vernovaは、AIPとそのパートナーと共に、サプライチェーンの計画と 「革新的で高効率なエネルギーソリューション 」の提供に取り組みます。

KIAは、中東で2番目に大きな政府系ファンドで、1兆ドルの資金を有しています。同ファンドはこれまで、港湾、空港、配電網に投資してきました。今回のAIPへの投資は、クウェート投資庁の新専務理事であるSheikh Saoud Salem Al-Sabahの下でAIに参入する最初の動きとなります。

先月、サウジアラビアの政府系ファンドはAIベンチャーのHumainを立ち上げ、Nvidiaと提携して湾岸で最大500MWのデータセンターを開発する計画です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。