NTT子会社、ベルリンに90MWデータセンター計画
ドイツのデータセンター事業者E-shelterは、60,000㎡規模で、90MVAの受電容量を持つデータセンターを建設するため、ベルリンの開発地を買収しました。ベルリンにおける同社2番目のデータセンターとなります。E-shelterによれば、 2020年の終わりまでにはデータセンターは初期段階の建築を完了できるとのことです。
E-shelterはドイツ最大手、欧州全体でも有数のデータセンター事業者として知られていましたが、2015年、NTT Communicationsは同社と交渉し株式取得に関する契約を締結しています。 この買収により、E-shelterは、 NTT Communicationsが展開する計20カ国以上、40万平方メートルを超えるデータセンタースペースを誇るデータセンター事業の一部をサポートすることとなりました。
ベルリン市内中心部から14km南に位置する”マリーエンパーク・ベルリン”は、E-shelter最初のベルリンデータセンター拠点です。E-shelterはマリーエンパーク・ベルリンの一部をデータセンターの開発拠点とすべく、所有者であるBMDF Gewerbepark Berlin-Mariendorf GmbH&Co. KGから購入しました。
マリーエンパークはもともとガス工場として1900年に建設され、1996年に閉鎖されていましたが、その後、BMDF Gewerbepark Berlin-Mariendorf GmbH&Co. KGが、2013年に385,000㎡の敷地を購入していました。その後Marienparkは、米国でも有名なビール会社「ストーンブルーイング社」も醸造拠点としています。
E-shelterはドイツではベルリン、ボン、ハンブルク、フランクフルト、ミュンヘンに、ヨーロッパではスイスのチューリッヒ、オーストリアのウィーンにもデータセンターを展開してきました。
先週も、オランダに同社初となるデータセンターをオープンしたばかりです。キャリアニュートラルなアムステルダムのデータセンターは、16,000㎡の広さで、最大40MWの容量を持つことになります。
Data Center Dynamics
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。