キンドリルがホンダ・ヨーロッパとITインフラの刷新に向けて契約を締結

ホンダの子会社であるホンダ・ヨーロッパが、 キリンドルと複数年にわたる契約を締結し、集中型ITインフラの運用とメインフレーム環境の刷新を委託しました。

キンドリルにより、ホンダは重要アプリケーションをAI搭載の最新鋭のz16メインフレームに移行させ、オペレーションの近代化を実現します。

また、キンドリルのオープン統合プラットフォームである「Kyndryl Bridge」を導入し、IT運営をリアルタイムで可視化することを目指します。このAIOpsサービスを活用することで、ホンダはロジスティクス業務におけるコスト削減とインシデントの低減を可能にします。

両社間の契約は、既存のパートナーシップを継続するものです。 ホンダの他の子会社であるアメリカン・ホンダは、2022年にキンドリルと契約を締結し、製造工場、研究開発、関連金融、販売業務のインフラ刷新を行いました。

キンドリルはIBMから独立してできた企業です。ホンダ・ヨーロッパは以前、IBMと5 年間の契約を締結していたことからも、今回の契約は、既存のパートナーシップを延長したものとして位置づけられます。

キリンドルは2021年に設立されたITインフラ管理サービスを提供する企業で、現在4,000社以上の顧客と、60 カ国以上の拠点を有します。

ホンダはデータセンターで以下のような取り組みを行っています。

カリフォルニア州に保有するデータセンターでは、 バックアップ電源に水素燃料電池を使用しているほか、日本では三菱と共同開発プロジェクトを行っており、化学品メーカーであるトクヤマの産業用電解工場から生成された水素を活用し、小型データセンターを開発する計画に着手しています。

また、ホンダはコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)をAmazon CloudFrontに移行するなど、 AWSも活用しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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