GI PartnersがNTTデータの北米データセンター2拠点を買収
日本の大手技術企業NTTデータは、アメリカにある2カ所のデータセンターを、カリフォルニアをベースとする投資会社GIパートナーズへ売却したと発表しました。
GIパートナーズはデータセンターへの投資を強めており、過去3年で米国やカナダで複数のデータセンターを買収していました。
データセンター投資を加速
今回の契約により、GIパートナーズは新しくプラノの広大な土地を手に入れました。プラノには、データセンターや賃貸可能なオフィススペース、さらには変電所などが建ち並んでいます。総敷地面積は93000㎡におよび、今後も更なる拡張の可能性を秘めています。
もう一拠点のクインシーにあるデータセンターは、2012年に建てられたもので、18万平方フィート(16,700㎡)、14メガワットの電力容量を備えています。
どちらの物件も、長期的にはNTTデータにリースバックされるオプションがついています。また、売却後もNTTデータは引き続き既存顧客へのサービス提供を行う予定です。
NTTデータは、現在世界の20カ国以上にデータセンターを所有しています。プラノは北米の拠点であり、元々はNTTデータが2016年に買収した土地でした。
その親会社である日本電信電話は、2018年にフォーブスグローバル2000によって世界で46番目に大きな株式会社として認められています。
データセンター投資を強めるGI Partnersは、昨年にも、カナダのケベック州モントリオールにあるEricsson ICTデータセンターを買収しました。契約の金銭的条件は公にされていませんでしたが、エリクソンは当初、彼らにとって10億USドルの投資になると発表していました。
GI Partnersは、その他にもニュージャージー、テキサス、コロラド、ロサンゼルス、およびシアトルにもデータセンターを所有しています。
GIパートナーズのディレクターで、買収責任者のマイクアームストロング氏は、次のようにコメントしています。
「私たちは、NTTデータとの協力を強化し、ダラスの大都市圏におけるデータセンターの設置面積を拡大することを楽しみにしています」
「クインシー地区は、100%のグリーンエネルギー(水力発電)と、大規模な設置面積を誇るデータセンターユーザーの目的地として注目を集めており、非常に魅力的な都市です。」
今回のGIパートナーズとNTTデータの取引に関する詳細情報は出ていません。
– Data Center Dynamics
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