エクイニクスとPGIMリアルエステート、オーストラリアにハイパースケール施設を建設するJVを設立
エクイニクスがオーストラリアのシドニーでハイパースケールデータセンターを開発する目的の新たなジョイントベンチャーを設立しました。
エクイニクスは、xScaleハイパースケールプラットフォームを同国に拡大するために、プルデンシャル・ファイナンシャルのグローバル資産管理事業の不動産投資・融資部門であるPGIMリアルエステートと5億7500万ドルのジョイントベンチャーを設立しました。
JVの施設「SY9x」と「SY10x」は、55MW以上の電力容量を提供する予定です。そしてまずSY9xが、2022年第1四半期にオープンする予定となっています。
エクイニクスは2019年10月、「xScale」のラベルを付けたハイパースケール施設を開発する目的で、シンガポールの政府系ファンド「GIC」と提携しました。両社は現在、約10棟の施設を開発・運用しており、今後数年間でヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカに32施設の開設を目指しています。
エクイニクスの社長兼 CEO のチャールズ・マイヤーズ氏は次のように述べています。「PGIMリアルエステートとの新しい関係は、成功したGIC とのパートナーシップに続くものであり、世界最大のハイパースケーラーがオーストラリアのエクイニクス・エコシステム内で拡大することが可能となる」
今週の取引は、エクイニクスにとって GIC 以外で初のハイパースケール JV となります。そしてxScale ポートフォリオは 34 施設にわたり75 億ドル以上の投資となり、全てが完成時の電力容量は 675MW 以上になると予想されています。
PGIMリアルエステートのCEOであるエリック・アドラー氏は、「シドニーでの投資においてエクイニクスと提携できたことは非常に喜ばしいことであり、この戦略的関係を他の市場でも拡大し、重要性が増しているデジタルインフラ部門へのアクセスを投資家に提供したいと考えている」と述べています。
エクイニクスは現在、オーストラリア国内で17のデータセンターを展開しており、今年末にはパースにもデータセンターを開設する予定です。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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