IPI PartnersがSupernap Italiaの親会社を買収

プライベートエクイティファームのIPI Partners(IPI)の関連会社は、Supernap Italiaの支配株主であるACDC Holdings(ACDC)を買収しました。取引条件は明らかにされていません。

Supernap Internationalは、2014年に米国を拠点とするSwitchとACDCファンドのパートナーシップにより設立されました。これは、グローバルにSwitchの Tier IVラスベガス施設の設計に基づくデータセンターを展開する目的によるものでした。Supernap Italiaは、ミラノ郊外のシツィアーノに42,000平方メートル(452,000平方フィート)のデータセンターを所有するイタリアのコロケーション事業者です。その親会社であるACDCは、Accelero Capital Holdingsが保有していました。

IPIがヨーロッパに進出

SupernapのCEOであるSherif Rizkalla氏は、次のように述べています。「市場での存在感を確立し、世界をリードするテクノロジー企業のキャパシティニーズを満たす能力を実証したことで大きく前進できたことを誇りに思う。IPIは、イタリアそしてヨーロッパ全体でのハイパースケール展開を推進し、成長計画を加速する上での理想的なパートナーです」

– shutterstock

IPIは、データセンターやその他テクノロジー、およびコネクティビティ関連の実物資産に投資しています。2019年、同社はInfomartとT5から買収した施設を1つの事業に統合し、Stack Infrastructureを立ち上げました。今回の取引は同社のヨーロッパ市場への最初の投資であり、Supernapは2021年後半にブランド名を変更すると報じられています。

IPIのパートナーであるMatt A’Hearn氏は、次のように述べています。「Supernapは、著名なテナントとの強力な関係を育み、世界規模のデータセンター開発と運用の実績を築いてきた、確立されたリーダーシップチームを持っている。これは、ヨーロッパでの絶好の機会であると考えている。ヨーロッパでは、今後も大幅な成長が見込まれる。この投資に関連して、IPIは、Supernapの既存キャンパス内およびその周辺への拡張を実施するためのリソースの投入も計画している。Sherifや彼のチームと共に働けるのを楽しみにしている」

Supernap Internationalにはバンコクのデータセンターキャンパスも含まれていますが、これが今回の取引に含まれるかどうかについては明らかではありません。DCDはSupernapに確認を求めています。

Data Center Dynamics

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