ウィプロ、エンソノの株式を7,600万ドルで売却
インドITサービス大手Wipro(ウィプロ)は、Ensono(エンソノ)がプライベート・エクイティのKKRに買収されたことを受けて、エンソノの株式を売却しました。
4月、KKRは、チャールズバンク・キャピタル・パートナーズとM/Cパートナーズから、約17億ドルでエンソノを買収すると発表しました。エンソノは、イリノイ州に本社を置くマネージドサービスプロバイダー(MSP)です。
この買収の一環として、KKRはウィプロが保有する株式も取得したようです。ウィプロは最近の報告資料の中で、エンソノ・ホールディングスの全株式をKKRに7,624万ドル(約83億円)で売却したと発表しました。
「最近発表されたKKRによるエンソノ買収の一環として、ウィプロはエンソノ・ホールディングスLLCの全株式を7,624万ドルで売却した。この売却に伴い、ウィプロはエンソノ・ホールディングスLLCの全株式を手放すこととなる」と同社は報告しています。
エンソノは、以前はAcxiom(アクシオム)のインフラストラクチャーマネジメント事業部門であり、2015年にチャールズバンクとM/Cにより1億9000万ドルで買収されました。同社は、いくつものデータセンター、ディザスタリカバリ、メインフレーム系サービスや、ITコンサルタンティングなどを提供しています。
2018年、エンソノはウィプロのデータセンター事業(計8施設)を4億500万ドルで買収しました。ウィプロはその代わりに、5,500万ドルでエンソノ・ホールディングスLLCの10.2%の株式を取得しました。両社は当時、「ウィプロの新規および既存顧客のハイブリッドIT要件に対応するために協力する」と述べていました。
Data Center Dynamics
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