Telenorがパキスタンから撤退、4億9000万ドルで売却

撤退はかねてから計画されていた模様

ノルウェーの電話会社 Telenor社は、パキスタン事業を国営グループである Pakistan Telecommunication Company Limited(PTCL)社に売却する決定をしました。

Telenor社はこの部門を4億9000万ドルで売却することになります。

このPTCLは18年前に初めてパキスタンで事業を開始し、4500万以上の顧客基盤を築いてきました。

Telenorは同国での合併を検討していたものの、現在は完全に売却することとしています。

Telenorはこれまでにマレーシアとタイで合併を行った実績があります。

PTCLは9月、不特定の携帯電話事業者(以前から市場撤退の意向を示していたTelenor社と広く報じられている)に対し、拘束力のある買収提案を提出する権限を与えられたことを確認していました。

Telenor社にとって市場からの撤退は約10億ドルの価値があると推定されていましたが、実際はその半分以下の価値であったということになります。

この取引は規制当局の承認を得て、来年には完了する見込みとされています。 Telenorは、この売却が事業に大きな財務的影響は与えないとしています。

同社は、Ufoneブランドを使用し、パキスタンで2450万人以上の加入者を持つ100%子会社のPakistan Telecommunication Mobile Limited(PTML)を通じて、モバイル部門に進出しています。

またTelenor社は昨年、レバノンの持ち株会社M1グループにミャンマー事業を1億500万ドルで売却することで合意し、ミャンマーからの撤退を完了したばかりです。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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