米ボストンのテレビ局が5G放送のトライアル実施
WWOO-LDがプログラミングストリームをデモ
ボストン地区の小電力テレビ局WWOO-LDは、5G放送技術のライブテストを開始した米国初の放送局となりました。
WWOO-LDによると、9月13日にFrance 24の1080p番組ストリームと緊急警報サービスのテストにより、5G放送の概念実証のトライアルに成功しました。
この放送は、WWOO-LDが米連邦通信委員会(FCC)に5G放送システムの実験免許を申請し、7月にFCCから認可を受けてから3ヶ月後に実施さ れました。
FCCから5G放送をテストするための放送局への実験的特別臨時権限(STA)を与えられたのです。
STAを取得したのは、ニューハンプシャー州ウェストモアランドにある低電力テレビ局WWOO-LDのライセンシーであるMilachi Mediaです。
テストの一環として、同局はXgen Networks LLCや Qualcommなどと提携し、5G放送を使用して従来のテレビ番組を提供しています。
「私のキャリアの中で、放送技術がフィルムから5Gに移行していくのを見てきましたが、この小さな一歩が何か大きなことの始まりになると考えています」と小電力局WWOO-LDのオーナーであるBill Christian氏は語りました。
「5G放送に加えて、新しいビジネスモデル、より柔軟な容量、放送局の顧客リーチの拡大への扉が開かれます」と彼は付け加えました。 「消費者にも多くのメリットをもたらします。 たとえば、5G ブロードキャストにより、スマートフォン ユーザーは外出先でもリニア TV にアクセスできるようになります。 そのため、ユーザーはスポーツ試合の中継などのコンテンツをリアルタイムで視聴できます。 もう 1 つの良い例は、公共の安全情報への信頼できるアクセスと、緊急事態の場合のタイムリーな警告です。」
5G放送は、ユーザーがスマホで試合を見ようとするライブイベント時の無線ネットワークの混雑を緩和すると期待されています。また、公共安全放送にも利用できます。
Xgen Networks社は、France 24ニュースチャンネルのライブHDフィードを伝える5G放送信号を、アンテナ経由でセットトップレシーバー(STR)とテレビ、およびクアルコムを搭載したスマートフォンに配信しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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