スペースXのスターリンク、2022年の収益は14億ドル ~当初目標の120億ドルには届かず

SpaceX(以下、スペースX)社の衛星インターネットサービス「Starlink(以下、スターリンク)」は市場を席巻し、10億ドル以上もの収益をもたらしましたが、当初の社内目標は達成できませんでした。

ウォール・ストリート・ジャーナルの報道よると、スターリンクの2022年の収益は14億ドルで、2021年の2億2200万ドルから増加したとのことです。この部門がどれだけの損益を出したかは不明ですが、スペースXのGwynne Shotwell社長兼COOは2月に、スターリンクは今年中には黒字化する見込みだと述べています。

全体として、スペースXは2023年第1四半期に15億ドルの収益で5500万ドルの利益を計上した、と報告しています。

また、年末時点での加入者数は100万人で、5月には150万人に達したとのことです。

この数字は他のどの衛星インターネット・プロバイダーよりも大きいものの、スペースX社が2015年の投資家向けプレゼンテーションで予測した加入者数2000万人よりは大幅に下回っています。

この2,000万件の契約は、約120億ドルの収益と70億ドルの営業利益をもたらすと予想されていました。

サービスが目標から遅れている一方で、スターリンクは今週、コスト削減に向けて大きな一歩を踏み出しました。CNBCの報道によると、同社はユーザーターミナルとして知られるアンテナをもはや赤字では販売していません。これまでは端末1台につき500ドル以上の損失が出ていましたが、現在は原価での販売となっています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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