PLDT、バタンガス州でAsia Direct Cableシステムの陸揚げを完了

PLDTは、Asia Direct Cable(ADC) の陸揚げを、バタンガス州の西部ナスグブ(Nasugbu)のケーブル陸揚げ局で行ないました。

このADCの陸揚げは11月25日に完了し、セレモニーが行われました。

この総延長9,400kmに及ぶケーブルは、バタンガス州からシンガポール、香港のChung Hom Kok、日本の丸山(千葉県南房総市)、ベトナムのQuy Nhon、タイのSri Racha、中国の汕頭までを結ぶ予定となっています。なお、2023年末までには、すべての陸揚げが完了する予定です。

ADCは、PLDT、China Telecom、China Unicom、National Telecom、Singtel、ソフトバンク、Tata Communications、Viettel Groupなどの通信事業者やテクノロジー企業で構成されるグローバルコンソーシアムです。

このケーブルは、完工時に最大36Tbpsの容量を提供し、2023年末には100Tbps近くまで引き上げられることが計画されています。

「この海底ケーブルシステムは、フィリピンにおけるグローバルデータの重要な中継地としてのバタンガスの地位を確固たるものにするだけでなく、フィリピンのデジタル化を推進するものです」と、PLDTのSVP兼企業・国際事業グループ長のJojo G. Gendrano氏は述べています。

「私たちは、アジア太平洋地域の次のデジタル・デスティネーションとしてのフィリピンの地位をさらに高める、フィリピンのハイパースケール・エコシステムの構築に向けて、断固として取り組んでいきます」

PLDTはバタンガスの陸揚げ局から、南アジア、中東、西ヨーロッパを結ぶSEA-ME-WE3ケーブルおよび地域のAsia Pacific Cable Network Number 2もホスティングしています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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