T-Mobileの米国内通信がダウンし、VerizonやAT&T等に影響

SNS上では大規模DDoS攻撃の噂で盛り上がっているが、その証拠は現時点でほぼ存在しない

T-Mobile、Verizon、およびAT&Tの利用ユーザは、T-Mobileの停止とみられる状況で米国全土での通話に影響が出ています。

T-Mobileのサービスは音声とデータ通信共に困難な状況ですが、他キャリアのユーザについては、T-Mobile利用ユーザと通信しようとすると問題が発生しています。

おそらく単なる内部エラー

「当社のエンジニアは現在、全国的に影響を及ぼしている音声とデータ通信の問題を解決するために取り組んでいる。」とT-Mobileのテクノロジー部門プレジデントのNeville Ray氏はTwitter上でコメントしています。

「ご不便をおかけして申し訳ございません。この問題はまもなく修正される予定です。」

T-Mobileは、スプリントの買収を数か月前に完了し、現在米国内で2番目に大きい通信キャリアとなっています。

すべての大手通信キャリアの利用ユーザはエラーや機能停止障害についての苦情を口にしています、しかしVerizonはT-Mobile利用ユーザに接続しようとしているのが原因である、と主張しています。

「Verizonのネットワークのパフォーマンス自体は良好です。別の通信事業者が通信上の問題を抱えていることは認識している。その通信事業者との通話においては、エラーメッセージが表示される場合があります。」とVerizonの広報担当者は述べています。「Downdetectorが、”Verizonネットワークの問題である”と誤って報告していることは理解している。」

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サービスの停止や障害を追跡することで人気のWebサービスDowndetectorは、現在、通信事業者や人気のWebサービス全体でいくつかの大規模な停止が起きている事を示しています。これは、DDoS-tracker Digital Attack Mapから共有された画像と組み合わされていますが、攻撃に関する信頼性の低い未確認のデータであり、米国が大規模な攻撃を受けているようにSNS上で広く拡散されているようです。

DDoS攻撃の主張はTed Liu議員によってシェアされ、現在Twitterで5番目に人気のあるトレンドハッシュタグになっています。

これとは別に、今週の初め、CBRは2月に発生したAWSに対するDDoS攻撃について報告しましたが、今現在公に議論されている状況です。「AWSが2.3 TbpsのDDoS攻撃を記録」といったヘッドラインを見ただけでユーザがSNS上で共有すると、正確な日付はすぐにはわからず、米国がDDoS攻撃を受けている、といった説に油を注ぐ結果となっています。

現在、小規模な攻撃は絶えず発生していますが、大規模DDoS攻撃が起きているという証拠はありません。最大かつ最も成功したDDoS攻撃の1つは、攻撃がDNS会社Dynをダウンさせた2016年の事例でした。それは、AWS、Twitter、SoundCloud、Spotify、Netflix、Reddit、Pagerduty、Shopify、Disqus、Freshbooks、Vox Media、PayPal、Etsy、Github、Heroku、Time、PlayStation、Intercomアプリなどに影響を与えました 。

Data Center Dynamics

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