Facebookが地元の通信会社と提携しマレーシアでの接続性を強化
Focus Malaysiaのレポートによると、マレーシアの電気通信プロバイダーTIME dotCom Berhad(Time)社は、国内のインターネットインフラへの投資で、ソーシャルメディア大手のFacebookとのパートナーシップを締結しました。
Timeのビジネス上の関心は、子会社のAIMS Data Centreを介したデータセンターとマネージドサービス事業の展開です。
ソーシャルネットワークとのネットワーク
このネットワークインフラ構築プロジェクトは、2020年第2四半期までの完了が予定されており、インフラはFacebookおよびその他のFacebook所有のサービスをサポートするためにのみ使用されるようです。
「このパートナーシップにより、より高速・効率的なネットワークを構築し、一連のアプリやサービスのより良いサポートが行えるようになる。」と、Facebook APACのネットワーク投資マネージャNico Roehrich氏は説明します。
マレーシア国内のインターネット速度の遅さは長い間悩みの種であり、国内の特定の地域へのカバレッジが不十分な状態でした。これは、同国に上陸する海底ケーブルが不十分であったことに一部起因していましたが、この問題は現在大幅に改善されています。
この状況の好転はパカタンハラパン政権下で実現し、通信・マルチメディア大臣のGobind Singh Deo氏は、ブロードバンド速度の倍増と大幅な低価格化につながる政策を導入したことで広く評価されました。
Gobind氏によると、マレーシアに上陸する海底ケーブルに関しては、迅速なケーブル修理を承認する新プロセスを含む海底ケーブル修理のカボタージュ規制(※ 交通に関する規則 )免除が適用されました。よってマレーシア海域で海底ケーブルの修理を行う国内外の船舶は、より迅速な作業を行えるようになります。この修理の迅速化は海外サイトへのインターネットアクセスの信頼性を高めます。
「マレーシアを地域のテクノロジーハブとして確立するための扉を開くこの(Facebookとの)パートナーシップがもたらす今後の展望を楽しみにしている」と、TimeのOTT責任者であるChiew Kok Hin氏は述べています。
「グローバルな接続性と堅牢な国内バックボーンの強化は、マレーシアにかなりの投資を呼び寄せるでしょう。東南アジアにおけるマレーシアの戦略的な立地、アクセスの容易さ、比較的低いエントリーコストを活用することは理にかなっている。」
Data Center Dynamics
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