SK Telecom、Singtel、e&、Deutsche TelekomがAIアライアンス結成

韓国、シンガポール、アラブ首長国連邦(UAE)、ドイツに拠点を置く各電気通信企業は、木曜日にソウルで開催された式典で「Global Telco AI Alliance (グローバル通信AIアライアンス)」を発足させました。これは、事業協力を強化し、人工知能を取り入れることで新たな成長エンジンを確保し、従来の中核事業を再定義することを目的としています。

SK Telecom、Singtel、e&、Deutsche Telekomの主要幹部が覚書に署名し、各社のAI中核能力を活用して「Telco AI Platform」を共同開発することで合意しました。このプラットフォームは、各キャリアのAIエージェント開発のための中核となる大規模言語モデルの共同構築において重要な役割を果たします。

SK Telecomは、「Telco AI Platform」の最大の強みは、各社がAIサービスのローカライズを通じて価値を高めることに集中でき、このようなプラットフォームを独自に開発する際の資本を節約できることだと述べています。

また、このプラットフォームは、顧客に新しいAI体験を提供するAI搭載アプリのリリース時期を早めるのに役立ちます。これらの通信事業各社の加入者数を合計すると10億人を超えます。

さらに、4社は新たな投資、プラットフォーム開発のための研究開発、データおよびAIの専門家の支援について協議するワーキンググループを結成することを決定しました。

生成AIの経済的可能性に関するマッキンゼーの報告書によると、この新技術は世界経済に年間最大4.4兆米ドルを追加する可能性があるといいます。その影響は、特にビジネスの4つの分野、すなわち顧客業務、営業・マーケティング、ソフトウェア・エンジニアリング、研究開発にまで及ぶでしょう。



W.Media ( Jinny Kim記者 )より抄訳・転載



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